先ず、制裁措置としての万景峰号入港禁止措置について。当初、6ヶ月という期限付きであることに対して「生ぬるい」と感じました。しかし、北朝鮮側の態度に変化がないにもかかわらず入港禁止措置を解除すれば、国内世論の反発は必至で、かといって、北朝鮮側にも面子があり、簡単に態度を改めるとは考えにくいです。経済制裁は発動だけでなく解除の判断も難しいことを考えると、北朝鮮の対応を見ながら6ヶ月ごとに審査する方が、制裁解除だけでなく制裁延長も対北カードになるので、運用に柔軟性が残ります。
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【対北朝鮮措置】
(1)北朝鮮側に厳重抗議。ミサイルの開発中止、廃棄、輸出停止と6者協議への早期かつ無条件の復帰を要求
(2)万景峰号の入港禁止
(3)北朝鮮当局職員の入国は原則認めない。北朝鮮からの入国についても審査をより厳格化
(4)在日の北朝鮮当局職員による北朝鮮を渡航先とした再入国は原則認めない
(5)日本の国家公務員の渡航を原則見合わせ。日本から北朝鮮への渡航自粛を要請
(6)日本と北朝鮮間の航空チャーター便は乗り入れを認めない
(7)北朝鮮に関するミサイル、核兵器などの不拡散のための輸出管理措置を厳格にとる
(8)北朝鮮による不法行為への厳格な法執行を引き続き実施
(9)北朝鮮の今後の動向を見つつ、さらなる措置を検討
【国際社会における連携】
(1)日米のあらゆるレベルで緊密な連携をとる
(2)国連安全保障理事会等で対処されるよう必要な働きかけを行う
(3)6者協議関係国、G8首脳などの機会を通じて情報交換を行う