2007年04月27日

渡辺秀子さん母子拉致事件 4月26日のテレビ報道

 渡辺秀子さん母子失踪事件に関して、ネット上で閲覧可能な新聞社・通信社報道以外が、どのように本件を報じていたのかを確認したく思い、2007年4月26日のテレビ報道を5番組分、テキスト起こししました。各動画は『檀君 WHO's WHO』さんでダウンロードできました(現在は不可)。誤字脱字、間違いなどありましたら、御指摘よろしくお願い致します。確認の上、訂正致します。アナウンサーの敬称は省略しています。


FNN 情報プレゼンター とくダネ! Wikipedia) 番組放送時間8:00〜9:55
FNN スーパーニュースWikipedia) 番組放送時間16:55〜19:00
ANN スーパーJチャンネルWikipedia) 番組放送時間16:53〜19:00
JNN 筑紫哲也 NEWS23Wikipedia) 番組放送時間22:54〜23:50
FNN ニュースJAPANWikipedia) 番組放送時間23:30〜23:55


2007年4月26日 とくダネ

笠井信輔:さて、続いても大きなニュース、こちら。冒頭VTRで御紹介しましたが、読売新聞の夕刊から、朝鮮総連の議長らが事情聴取をされることになる、と。これは拉致事件で、ついに朝鮮総連のトップに、まあ、事情聴取という事態になるかもしれない、そういう方針が固まってきているというニュースなんですが、この問題となっている拉致事件は、先だって明らかになりました渡辺秀子さん、夫は北朝鮮の工作員で、(渡辺さん)自らは行方不明で殺害されているのかもしれない、と。そして、お譲ちゃんとお坊ちゃんの敬美ちゃんと剛くんは、北朝鮮に拉致されている可能性が高いという、この事案が事件化されまして、強制捜査ということになりましたが、朝鮮総連のトップも視野に入っているということでして、大変な、現場は混乱でした。


【VTR:「総連」団体を捜索 2児拉致事件】

北川陽介リポーター:(きのう 東京・文京区)また1人、また1人暴れ出しました。また1人暴れ出しました。

笠井信輔:昨日、都内の朝鮮総連関連施設で行なわれた警視庁の家宅捜索。建物に入ろうとする捜査員に、総連関係者が抵抗、現場は騒然となりました。

警察:落ち着けって!

総連関係者:お前らはやっていいのか、こんなこと?

笠井信輔:家宅捜索が行なわれたのは朝鮮総連傘下の団体や関連施設(在日本朝鮮留学生同盟、朝鮮問題研究所)など4ヵ所。その容疑は。

字幕:国外移送目的拐取容疑(北朝鮮の子供2人を拉致)

笠井信輔:警視庁は1973年に行方不明となった渡辺秀子さんの2人の子供、当時6歳の敬美ちゃんと3歳の剛ちゃんが北朝鮮に拉致されたと断定。今月、捜査本部を設置しました。その後の調べで、拉致に関与した人物も浮上。それは。

字幕:拉致に関与した人物 2人の女工作員

笠井信輔:2人の女は工作員の拠点とされている都内にあった貿易会社「ユニバース・トレイディング」に勤務。そして、女工作員の1人が周囲に対し、渡辺さんの子供を拉致した時の状況について、話していたことも分かりました。

字幕:子供が船酔いして嘔吐していた。2人を北朝鮮に連れて行ったら親に間違えられて困った。

笠井信輔:さらに、この女工作員は、今でも日本で生活している、と。警視庁は昨日、女の自宅を家宅捜索。我々も、その後、自宅を訪ねました。

インタビュアー:北朝鮮の方にですね、(渡辺さんの)お子さんを連れて行ったことがあるとかですね、そういいうことを伺ったことはありますか。

拉致実行犯の女の夫:だから、まあ、今日はもう嫌ですよ。ごたごた、ごたごた、うるさくて…(聞き取れず)。はい、じゃあね、切るね。

笠井信輔:工作員の夫と見られる人物は、妻の拉致の実行を否定も肯定もしませんでした。また、事件の主犯格は同じ貿易会社の役員だった59歳の女と見られており、警視庁は今日にも、この女の逮捕状を請求する方針です。


【スタジオ】

笠井信輔:渡辺秀子さんの子供達の拉致事件は、一気に急展開を見せました。そして、この2人を拉致したと言われている「ユニバース・トレイディング」社に勤めていた、当時の2人の女性。この女工作員と見られている2人なんですけれども、この2人の、まあ、元々所属していた団体が、在日本朝鮮留学生同盟というところでして、ここが「ユニバース・トレイディング」社に就職しなさいという指示を出したそうです。で、この組織が朝鮮総連傘下の組織なものですから、昨日、家宅捜索が行なわれて、やはり一連の事情を朝鮮総連は知っているのではないかということで、トップの事情聴取方針というものが、固められているようです。

小倉智昭:あの、この後、軍事パレードのニュースをやるんでしょ。

笠井信輔:そうです。

小倉智昭:その軍事パレードがあって、そこで日米を非難するような演説があって、一方では同じ日に朝鮮総連系のこういう所に、え、捜査が入るって、岩上さん、何かこう嫌なリンクした動きに見えますよね。

岩上安身:うん、まあ、あの、対立が先鋭化しているように見えますけれども。でも、まあ、あの、今起きた事件じゃないですからね。

小倉智昭:30数年前ですからねえ。

岩上安身:そうですね、まあ、言ってみれば、この間ずうっと朝鮮総連に対して及び腰で、アンタッチャブルな状態を続いていたってことであって、やっぱり正常な状態にやっとなってきた。朝鮮総連に、が、の傘下の団体が組織的な関与をしていたんだったら、それはきちんと捜査するのが当たり前でね。先ほどの映像にあったような、ああした組織的な、その捜査妨害ってのは、あの、何もいいことないと思うんですよ。だから、もうちょっとね、あの、在日の人達も、あの、冷静になってもらいたいと思いますね。でないと、本当に、あの、国民感情が悪くなっていくのは、あんまりいいことじゃないと思いますね。

笠井信輔:そして、本国北朝鮮で昨日行なわれました盛大な軍事パレードなんですが、その分析をしてみました。


【VTR:15年ぶり公開 北朝鮮「軍事パレード」】

字幕:朝鮮人民軍創建75周年

笠井信輔:昨日、北朝鮮の平壌で行なわれた朝鮮人民軍創建75周年を祝う軍事パレード。専門家によりますと、ここには北朝鮮の様々なメッセージが隠されているといいます。今回のパレード、先ず目を引いたのが、核弾頭も搭載できる北朝鮮の新型ミサイルです。

早稲田大学 重村智計教授:金正日総書記としてはですね、核弾頭が載せられるようなミサイルを見せることでですね、アメリカとの、まあ所謂、軍備管理軍縮交渉みたいなものを北朝鮮は望んでいるということを示そうとしたのかもしれないですけどもね。

笠井信輔:また、今回のパレードでは、これまで登場していた戦車が見当たりません。ここから、北朝鮮の危うい事情も読み取れるそうです。

早稲田大学 重村智計教授:軍事パレードの時に、突然、戦車が指導者の方に向かって発砲するというようなことを非常に警戒したものですから、やらなかった。

笠井信輔:さらに、壇上でクローズアップされていく1人の軍幹部。見るからに体は揺れて、立っているのもつらそうな状況ですが、これについては。

字幕:北朝鮮国防委員会 趙明録(チョミョンロク)第一副委員長

早稲田大学 重村智計教授:(金正日総書記の考えは)やっぱり、軍の老齢化が進んでいるんで、あの、世代交代を進めなきゃいけない。その、まあ、一人として登場したんだろうと思いますね。


【スタジオ】

笠井信輔:色んな見方ができるようです。さて続いて…。

【6分39秒】

2007年4月26日 スーパーニュース

須田哲夫アナ:はい、次です。その盛大な式典に金総書記はどんな思惑を滲ませていたんでしょうか。15年ぶりの軍事パレードで公開された恐るべき新兵器の実像と狙いを探りました。

字幕:軍事パレード 兵器売却の狙いも?


【VTR:兵器アピール売却狙う?盛大パレードのワケ 金総書記“歩き不自然”】

ナレーション:金正日総書記も見守る中、ついにベールを脱いだ北朝鮮の秘密兵器。

軍事評論家 宇垣大成氏:え、これは将来的には核弾頭の搭載が可能なミサイルですね。

ナレーション:核も搭載できるというこの秘密兵器を世界に披露した思惑を検証しました。
(松明の行進の中)
♪我々は口だけじゃないぞ
♪1,000万人が銃弾・爆弾になろう
♪祖国と人民のために

ナレーション:朝鮮人民軍創建75周年を迎えた北朝鮮の平壌では、昨夜、手に松明を持った市民が行進を繰り広げました。彼らが集まり作ったのは文字通り、松明。

字幕:一糸乱れぬ炎のウェーブ

ナレーション:人々がウェーブし、炎の揺れる様子を再現します。

字幕:ミサイルの発射――

ナレーション:飛んでいくミサイルと、そこから吹き出される煙まで。こうした兵器のアピールは実は昼間にも。

朝鮮中央テレビ(女性・字幕):ああ夢の中でもお会いしたかった我らが将軍、敬愛なる最高司令官同志

ナレーション:金総書記がカメラの前に姿を現した閲兵式。

朝鮮人民軍 金格植総参謀長(字幕):日本の反動を始めとするアメリカの反共和国策動に便乗する追従勢力も、我が人民軍の戦闘的威力と英雄気質を、しっかりと認識して決して軽挙妄動してはならない。

ナレーション:日本、そしてアメリカへの相も変らぬ批判を行なう中、目についたのは女性兵士の多さ。

字幕:自動小銃を手にした女性兵士も――

ナレーション:自動小銃を抱えた一団もいます。この中に注目すべき一つの軍事兵器がありました。

字幕:“注目の軍事兵器”

軍事評論家 宇垣大成氏:あ、ちょっと止めて下さい。え、これがKN-02ですね。え、旧ソ連、ロシアが開発したSS-21という短距離弾道ミサイルで、これを北朝鮮が国内でコピー生産したものだと考えられています。

ナレーション:移動式の発射機を装備した車両に載せられたKN-02。どのようなミサイルなのでしょうか。KN-02は、先ずは目的地まで車(車両)で移動。そこで標的となる場所へ向け発射されます。KN-02が通常のミサイル兵器と異なり、進化した点が、後部にある蠅叩き状の翼にあります。翼で軌道修正して、上空から標的に向かいます。その命中精度(CEP)は、僅か半径100m以内だといいます。

軍事評論家 宇垣大成氏:え、西側にはない特徴があるミサイルです。で、これは高度を低く抑えた軌道で飛ぶことが出来るものです。で、低く飛ぶことで探知されにくく、探知されても撃墜されにくいという、大変やっかいなミサイルです。

ナレーション:しかも、このミサイルには書来的に核兵器まで搭載が可能になるといいます。気になるその射程は120キロ程度と短く、日本には届きませんが、韓国ソウルや在韓米軍には脅威となります。

朝鮮人民軍 金格植総参謀長(字幕):万歳!

人民軍(字幕):万歳!

ナレーション:今回、15年ぶりの大規模軍事パレードに登場したKN-02やスカッドミサイルといった兵器。しかし、今回のパレードの目的には、別の見方も。それは、他国への販売。これはFNNが入手した北朝鮮の輸出用武器のパンフレットで、金総書記の長男・金正男氏からアメリカ在住のビジネスマンに送られたものです。スカッド(A弾道)ミサイル1基が231万ドル。日本円でおよそ2億7,000万円もするのです。さらに、兵士が担いだ対空ミサイルSA-7は30万ドル(約3,500万円)。しかし、輸出武器に詳しいロシアの専門家は。

ロシアの兵器専門家 ルスラン・プーホフ氏(字幕):30万ドルは高すぎます。少なくとも通常の3倍から5倍の高値です。

ナレーション:現地で取材した記者によると、スカッドやKN-02の他にも2つのミサイルが車列に加わったものの、映像の伝送は許可されなかったといいます。さらに、この記者によると、金総書記本人はバルコニーで群集に応える時は手摺に寄りかかり、歩く姿も不自然な状態に見えたといいます。65歳、後継者未発表の金総書記の動向に注目が集まります。


【スタジオ】

安藤優子:はい、そうなんですね、金日成国家主席が生きていた時に、この軍事パレードが行なわれますと、まあ、後継者ともうなっていました金正日総書記が、親子でこうやって姿を見せてたんですね。ところが、今回はまあ、正哲さんにしろ正雲さんにしろ分かりませんけれども、正男さんにしろ。そうした、あの、自分の後継者とする人間を傍らに置くということもなかったということで、やっぱりこれは言われて、巷間言われているように後継者問題ってのは、まだまだ棚上げなのかなあという風に見てしまいましたね。

木村太郎:まだ決まってないというではないでしょうかね。あの、まあ、それにしても、だけど、今回、久しぶりに、こういう大規模な軍事パレードやったっていうことに、今の北朝鮮、何を目指しているかってのが一目瞭然みたいな気がしますね。

安藤優子:なるほどね。さながら武器の見本市みたいな、はい、パレードでした。

【6分40秒】


安藤優子:え、闇に埋もれていた拉致事件に大きな動きです。渡辺秀子さんの2人の子供が今から33年前、北朝鮮に拉致された事件で、警視庁は今日、拉致を指示した女工作員の逮捕状を取りました。

【VTR:女工作員に逮捕状 “実行犯”は請求せず?時効?ナゼ!?】

ナレーション:オホーツク海に面した北海道紋別で、昭和50年代まで営業していた一軒の和風スナック。

和風スナックの関係者:座敷ですね。これね、あの、飲み座敷だったんですけども。

ナレーション:破れたままの障子、そして、さびたストーブ。2人の子供を北朝鮮に拉致され、その後、殺害された渡辺秀子さんは、以前、このスナックに住み込みで働いていました。

渡辺さんが働いていたスナックの元上司(男性):網走の「あかね」(キャバレー)から連れてきたんだ。

インタビュアー:(客から)人気があったんですか?

渡辺さんが働いていたスナックの元上司(男性):好かれてたんじゃないか。

ナレーション:このスナックで、その後、夫となる北朝鮮工作員・高大基氏と知り合った秀子さん。幼い姉弟の拉致から33年。闇に埋もれていた事件に新たな展開が。

ナレーション:昨日、都内の朝鮮総連関連施設で行なわれた警視庁の家宅捜索。警視庁公安部は今日、秀子さんの子供2人の拉致を指示した、国外移送目的略取の疑いで、洪寿恵(ホンスヘ)こと木下陽子容疑者の逮捕状を取りました。東京・品川区の貿易会社ユニバース・トレイディングを拠点とする工作実行組織「ドミトルグループ」に所属していたという木下容疑者。資金の調達能力にも優れ、1000万円単位の金を数時間足らずで用意していたことも。さらに、同じ組織に属し、2人の子供を拉致した実行犯の内の1人の女性は、今も日本で生活しています。女性の夫は。

女性の夫:そういう話はね、彼女の口から一回たりとも聞いたことない。だから、私は信じられない。本当かもしれないし、嘘かもしれない。私は聞いたこともないし、聞こうともしないし。

ナレーション:一度は拉致の経緯を供述したこの女性。しかし、今回、この実行犯の女性に対しては、逮捕状が請求されません。一体、何故なのか。国外移送目的略取の時効は7年。しかし、警察当局は今も違法な状態が継続している場合、彼女ら実行犯に時効は成立していないと見ています。

山田・尾崎法律事務所 安冨潔弁護士:今回のように、その、拉致についての、その時効の考え方っていうのは、確定した考え方がないんで、まあ、それぞれの事案ごとによって変わってくるということになるんじゃないでしょうかね。

ナレーション:そして、さらに新たな情報が。拉致工作の実行部隊である「ドミトルグループ」の他に、作戦を練り指示を出すグループが別に存在していたことが分かったのです。そのグループは「コロナグループ」。

(東京・渋谷区)報告・木村慶リポーター:東京の高級住宅街、広尾です。北朝鮮の工作機関「コロナ」は、この場所に以前あった高級マンションに拠点を構えていました。

マンションの近くに住む住民:(Q.どんな人がいた)朝鮮関係(の人)。何でこんな、あそこにこんな人たちがいるのかなっと思ったくらい。やっぱり2〜3人の男性ですね。

ナレーション:さらに広がる拉致の闇。警視庁から幹部3人の出頭要請を受けている朝鮮総連は、今日の会見で対応するに値しないと事情聴取を拒否しました。

安藤優子:はい、渡辺秀子さんの、まあ、幼い子供達2人が北朝鮮に拉致をされてから、ま、33年という年月が経っています。え、VTRにもありましたように、その拉致という状況が継続していると考えれば、時効は成立していないので、当然、関係者に対しては逮捕状を取るのが筋と、こういうことになる訳ですね、木村さん。

木村太郎:うん、そうですね。この事件、当然、犯人とされる、指名手配された。もう、その後の捜査進める…。

安藤優子:女工作員、はい。

木村太郎:ええ、同時に、僕は何故このユニバース・トレイディングとかコロナとか、こういう組織の暗躍を許したのか。若しくは、知ってたのかどうか。知ってても法的な裏付けがないから踏み込めなかったのかどうか。その辺、こう、日本のその安全にぽっかり穴が開いたような所だと思うんですよね。で、その意味での再検証。何故、こういうことが起きちゃったのかということも、これからの問題として検証すべき、すごい事件だと思いますね。

安藤優子:ただ、この事情については、もっと遥か前に分かってたはずですからね。

木村太郎:そうですよね。だけど、どうして手が出せなかったのか。何故、やらなかったのか。

安藤優子:はい、そうですね、はい。

【6分41秒〜11分46秒】

2007年4月26日 スーパーJチャンネル

坪井直樹アナ:続いて、こちらを御覧下さい。画面の左側が1992年に行なわれた軍事パレードでの金正日総書記の姿です。そして右が、昨日の軍事パレードの姿を見せた金総書記です。15年前の映像と比較しますと、幾つか注目すべき点が見えてきました。


【VTR:総書記敬礼“連発”の謎 同じ映像が何度も…? 15年ぶり軍事パレードで】

ナレーション:朝鮮人民軍創建75周年を迎えた北朝鮮。そこには、目の前を通り過ぎて行く隊列に対し、盛んに敬礼を繰り返す金正日総書記の姿があった。

朝鮮中央テレビ(男性・字幕):強力な戦争抑止力を作って世界を騒がせた我々の喜びが、今日、この慶祝広場に届いています。

コリアレポート 辺真一編集長:敬礼する場面というのは、実に久しぶりといいますかね、珍しいと思いますね。右側が軍人ですね。左側が、まあ、謂わば閣僚ですね。軍人さんは当然、軍隊式敬礼します。ところが、左側の閣僚さん方は拍手していますね。

ナレーション:拍手をする党の幹部とは対照的に、金総書記は軍のやり方に従っていた。

コリアレポート 辺真一編集長:強盛大国を目指した、まあ、軍事大国になったという象徴の表れがね、あの金総書記の、まあ、軍人式、軍隊式敬礼だったんじゃないかな、と。

金正日(字幕):朝鮮人民軍に栄光あれ!

ナレーション:金総書記の肉声が初めて公開された92年の軍事パレード。ここでは殆ど敬礼をせず、静かにパレードを見つめる姿が目立っていた。一方、15年の時を経て「痩せた」「重病を患った」という指摘が飛び交う中、辺氏はこう切り捨てる。

コリアレポート 辺真一編集長:いや、やせすぎといいますか、今があの身長からしますと、一番理想的じゃないでしょうか。今までが太りすぎだったんですよ。

ナレーション:今回、朝鮮中央テレビでは金総書記の健在ぶりをアピールする狙いからか、およそ1時間半に及ぶ映像の中で、(金正日)本人の姿を50回以上差し込んだ。しかし、映像をよく見ると気になる点を発見。パレードが始まって、およそ30分後の映像。そして、その2分後。流れている映像がそっくりだ。画を重ねてみると、全く同じにように見える。さらに、こちら、別のカット。敬礼を終えて手を下げる金総書記。その2分後。2つを重ねてみると、やはり同じだ。一体、どういうことなのか。真相は謎のままだ。


【VTR:あすにも国際手配へ 主犯格の女に逮捕状 2児拉致事件】

ナレーション:午後2時、警視庁前は物々しい雰囲気に包まれていた。朝鮮総連関係者がずらりと並ぶ。その数およそ50人。昨日の一斉捜査に対する抗議だという。

在日本朝鮮留学生同盟 趙斗城(チョドゥソン)委員長:過剰捜査で、え、不当捜索であるということを強く、え、抗議しました。

ナレーション:渡辺秀子さんの2人の子供が拉致された事件で、朝鮮総連関係施設に一斉に入った捜査のメス。今日、警視庁と兵庫県警の共同捜査本部は、拉致を指示した女・木下陽子容疑者の逮捕状を取った。一方、朝鮮総連は昨日の捜索に対し、会見を開いた。

朝鮮総連記者会見 高徳羽 副議長兼同胞生活局長:(Q.女工作員の新情報は…?)正直言ってわかりません。もう一切、我々朝鮮総連が把握している内容ではないですし。

ナレーション:朝鮮総連としては何も知らない。会見では終始そう主張し続けた。捜査当局は、木下陽子容疑者が今も北朝鮮の平壌にいると見ていて、明日にも国際手配する方針だ。

【スタジオ】

小宮悦子:木下陽子容疑者が今も住んでいるという平壌。その平壌で昨日行なわれた軍事パレードには15年ぶりに、金正日総書記も姿を現した訳ですが、萩谷さん、十年一日と言いますけれども、私達も目には殆ど15年前と変わっていないように見えますね。

法政大学教授 萩谷順:うん、そうですね。まあ、こういう閉鎖的な国家の場合は、その首脳の健康状態とか権力の有り様、こういう映像から一生懸命読み取ろうとする訳ですね。かつてのソ連の場合はクレムリンウォッチャーというのがあったんだけども、ここを見るとあまり変化がない。ところが、15年前にはですね、金正日総書記、すぐにも健康状態崩すとか失脚するとか言われてた訳ですよね。それが15年間変わらない。ひょっとすると、今後、次の15年も変わらないとすると、拉致問題も核問題も進展しないのかなという感じがしますね。

【5分09秒】


(安倍首相訪米のニュースの後)

矢島悠子:1973年に失踪した古川了子(ふるかわのりこ)さんについて、北朝鮮に拉致されたという認定を、家族が国に求めていた裁判で、国は古川さんを含めた拉致の可能性がある人について真相究明を進める方針を明らかにしました。

字幕:古川さんが国と和解 国が“真相究明”を表明


【VTR:速報 古川さん拉致認定訴訟 真相究明を文書で表明 国と和解が成立】

古川了子さんの姉 古川珠路さん:立場を同じくする家族にも良い成果をもたらすことを期待致しまして、この和解案を、え、受けることに決めました。

矢島悠子:古川さんについては、特定失踪者問題調査会が拉致された疑いが濃厚だとして名前などを公表。家族が国に対して、拉致認定を求めて訴えていました。今日の裁判で国側は、古川さんの拉致については現時点では認められないとしました。しかし、古川さんを含めた拉致された可能性のある人について、真相の究明にあたることなどを文書で表明したため、古川さんの家族は和解に応じ、訴訟を取り下げました。

【9時10秒〜10分07秒】

2007年4月26日 筑紫哲也 NEWS23

三澤肇アナ:え、子供2人が北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部などはリーダー格の女工作員の逮捕状を取りました。近く国際手配する方針です。


【VTR】

ナレーション:警察庁が公開した一枚の写真。国外移送目的略取の容疑で逮捕状が出された洪寿恵(ホンスヘ)こと木下陽子容疑者。北朝鮮の女工作員です。調べによりますと、木下容疑者らは1974年の6月中旬頃、北海道出身の渡辺秀子さんの長女・敬美ちゃんと長男の剛ちゃんの2人を都内のマンションから連れ出し、福井県小浜市の海岸から工作船で北朝鮮に拉致した疑いが持たれています。木下容疑者は、この拉致グループのリーダー格とされているのです。

(東京・文京区 きのう)朝鮮総連関係者:帰れ!帰れ!帰れ!

ナレーション:警視庁公安部は昨日、朝鮮総連の関連施設などの一斉捜索を行なうとともに、拉致が北朝鮮本国からの指示に基づき行なわれたと見て、朝鮮総連の最高幹部らに対し、参考人として事情聴取に応じるよう要請しています。また、その後の調べで、在日韓国人の木下容疑者は2人の拉致からおよそ3年後の1977年に日本に帰化。そして、79年に日本を出国し、現在は北朝鮮の平壌市内の万景台(マンギョンデ)と呼ばれる地域に住んでいる可能性の高いことが分かりました。この地域は、朝鮮労働党の幹部クラスも住む高級住宅地だということです。警察当局は木下容疑者を近く国際手配するとともに、外務省を通じて、身柄の引渡しを求める方針です。

朝鮮総連記者会見 高徳羽 副議長兼同胞生活局長:我々は警視庁公安部による今回の不当な強制捜索を、民族的怒りをもって断固糾弾する。

ナレーション:一方、朝鮮総連は今日午前の記者会見で、捜索は不当と訴えるとともに、最高幹部らの事情聴取は拒否するとしています。

三澤肇アナ:え、この事件で警察当局は、木下容疑者をつい先ほど国際手配しました。

【9分47秒〜12分12秒】

※なお、この日の多事争論は「同盟の危機」。今、日米関係には相当な隙間風が吹いていて、日米共通の価値観(自由や民主主義、人権)を強調することも度が過ぎればフィクションに過ぎないという話でした。具体面における感度の違いを従軍慰安婦問題や銃規制などを例に示し、それぞれの違いを前提にした同盟関係を説いていました。

2007年4月26日 ニュースJAPAN

松本方哉:こんばんは、松本方哉です。

滝川クリステル:こんばんは、滝川クリステルです。

松本方哉:え、今夜まずは渡辺秀子さんの2人の子供が33年前に北朝鮮に拉致された事件で、警視庁は拉致を指示した女工作員の逮捕状を取りました。

滝川クリステル:女は現在、北朝鮮にいると見られ、先程、国際手配しました。


【VTR:女工作員を国際手配 工作機関「コロナ」とは】

25日午前 東京・文京区 報告・北川陽介:また1人暴れ出しました。また1人暴れ出しました。

ナレーション:昨日、捜索が行なわれた渡辺秀子さんの2人の子供が北朝鮮に拉致された事件で、警視庁は工作員の女の逮捕状を取った。拉致を指示したとして逮捕状が出たのは、洪寿恵(ホンスヘ)こと木下陽子容疑者。現在は北朝鮮にいると見られている。木下容疑者は東京・品川区の貿易会社「ユニバース・トレイディング」を拠点とする工作組織「ドミトル・グループ」を指揮していた。また、拉致工作の実行部隊であるこの「ドミトル・グループ」に対し、作戦を練り指示を出す別の組織の存在が警視庁の調べで明らかになった。

(東京・渋谷区)報告・木村慶リポーター:東京の高級住宅街、広尾です。北朝鮮の工作機関「コロナ」は、この場所に以前あった高級マンションに拠点を構えていました。

インタビュアー:前あった高級マンションには、その外国人らしき人ってのは?

近所の人:いたと思う。韓国系とかああいう言葉だから。大体2〜3人だったような。

ナレーション:この「コロナ」は、朝鮮大学校出身のエリートが所属し、対日対南計画を立案していたと見られる。「(計画)コロナ」、そして「(実行)ドミトル・グループ」。2つの非公然組織の設立に関与していたと見られるのが。

平壌1994年10月 金炳植(キムビョンシク)副主席(当時):我が党と我が人民の敬愛なる首領、金日成同志の逝去100日。

ナレーション:金日成主席の死から100日後の追悼集会で演説する金炳植副主席。この人物こそ「ユニバース・トレイディング」の設立者で、当時の朝鮮総連の副議長でもある。

朝鮮総連の会見 高徳羽 副議長兼同胞生活局長:朝鮮総連と最高幹部らが、そのような事件に一切かかわっていない事は明々白々な事実である。

ナレーション:朝鮮総連は、警視庁が聴取を求めたことに対し、「対応するに値しない」と依然拒否の姿勢だ。


【スタジオ】

松本方哉:一方、この拉致問題でアメリカ政府高官は、北朝鮮のテロ支援国家の指定の解除と拉致問題は切り離さないと言明しました。

滝川クリステル:その北朝鮮は、24年前の爆弾テロで国交を断絶していたミャンマーと国交を回復することで合意しています。


【VTR:あの悪夢から24年 国交回復の狙い】

25日 北朝鮮・平壌 字幕:一千万総爆弾になろう。祖国と人民のために。

ナレーション:昨日、人民軍創建記念日で祝賀ムード一色となった北朝鮮。その同じ日、北朝鮮・金泳日(キムヨンイル)外務次官は、国際社会から孤立する国ミャンマーを公式訪問していた。そして、今日、ミャンマーは北朝鮮との国交回復の合意文書に調印したことを明らかにした。この両国は24年前のある事件以来、国交を断絶していた。

ナレーション:1983年、現在のヤンゴンを訪問中の韓国大統領を狙った爆弾テロで、韓国閣僚を含む21人が死亡したラングーン事件。当時のビルマ政府は北朝鮮の犯行と断定して、国交を断絶した。

コリアレポート 辺真一編集長:で、ラングーン事件から、もう彼是24年経つんですけれどもね、え、まあ、国交が無いけれども実際的にはですね、闇で繋がってた、と。で、北朝鮮は今、ミャンマーに武器を売ってるんですね。

ナレーション:その両国が公に関係修復したのは何故か。

コリアレポート 辺真一編集長:北朝鮮からしますと、その、ミャンマーとの関係修復、そのためにラングーン事件について、その、過ちを認める、それ即ちですね、アメリカがテロ支援国家指定から解除する条件の1つを具体的に履行した、と。

ナレーション:そんな中、アメリカを訪問中の拉致被害者家族会の増元照明事務局長らは、NSC・国家安全保障会議の(デニス・)ワイルダー・アジア上級部長と会談した。

拉致被害者家族会 増元照明事務局長:今朝がた、ワイルダー上級部長が、外国人記者にも質問に答えて、はっきりとテロ支援国指定と拉致問題を切り離すことはないという風に明言されたとおっしゃったそうですが。


【スタジオ】

滝川クリステル:うーん、北朝鮮はミャンマーとの国交回復でテロ支援国家の指定解除を狙っているとのことですね。

松本方哉:まあ、この問題、アメリカ政府のスタンスは明確でして、拉致犯罪を全面解決しようとしない国家はテロ支援国家だということに尽きます。

滝川クリステル:まあ、戦略は変わらないということですよね。

松本方哉:そうですね。あの、ワイルダー上級部長は、そもそも北朝鮮が14日の期限過ぎても、凍結資金の解除問題を理由に核施設の放棄に入らない現状に、「アメリカは例外的な忍耐を見せている」と話しているんですが、まあ、北朝鮮の核放棄を直ちに実行に移すこと、これが何を置いても大切な立場に変わりはありません。

滝川クリステル:はい。

【5分40秒】

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※本エントリーは5月15日19時20分にupしました。4月27日の日付にupしていますが、全て26日の報道です。
posted by sok at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | テキスト起こし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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