2006年10月12日

スッキリ!(10月6日放送分)滝川市教委謝罪会見部分テキスト起こし

  2006年10月6日放送の日本テレビ『爽快情報バラエティー スッキリ!!Wikipedia)』から、滝川小6少女自殺に関する部分をテキスト起こししました。10月5日の謝罪会見での市教委側の様子やマスコミ報道について検討する際の参考にどうぞ。

 発言者の表記については基本的に苗字のみとし、VTR中に登場する人物は初回のみ氏名で表記し、同姓の人物については役職で区別することとします。敬称は省略。誤字脱字、間違いなどありましたら、ご指摘頂ければ、確認の上、訂正致します。


関連エントリー
(2006年10月04日)北海道滝川市の小6女児自殺について
(2006年10月06日)滝川市教委遺書隠蔽事件を時系列で見る
(2006年10月07日)「心のケア」と「吊るし上げ」


2006年10月06日 スッキリ!

司会者
加藤浩次(Wikipedia):芸人、吉本興業所属。
テリー伊藤(Wikipedia):演出家、テレビプロデューサー、ロコモーション社長。
阿部哲子(Wikipedia):アナウンサー。

金曜日コメンテーター
八代英輝(Wikipedia):元裁判官、弁護士。
さかもと未明(Wikipedia):漫画家、作家。
かとうかず子(Wikipedia):女優、劇団青年座所属。

レポーター
阿部祐二(Wikipedia):元俳優、レポーター。

YouTube動画
「スッキリ!」2006年10月06日放送分@/滝川小6少女自殺 教育委員会会見
「スッキリ!」2006年10月06日放送分A/滝川小6少女自殺 教育委員会会見
「スッキリ!」2006年10月06日放送分B/滝川小6少女自殺 教育委員会会見


【VTR開始】

 去年9月、小学6年生の女の子が教室で首を吊って自殺を図りました。傍には、家族や同級生などに宛てた遺書が7通も残されていたのです。
6年生のみんなへ。

 6年生のことを考えていると「大嫌い」とか「最てい」と言う言葉がうかびます。(中略)みんなは私のことがきらいでしたか?きもちわるかったですか?私はみんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。(中略)さようなら。(※中略はこちらで付しています。)

 いじめを訴える内容、しかし、市の教育委員会はこの一年、いじめの事実を認めようとしませんでした。今週月曜に開いた会見では。
今月2日 北海道滝川市 滝川市教育委員会の会見

阿部レポーター:では、この文章などを御覧になったり、まあ、あの、聞き取り調査においてですね、あの、いじめがあったという風にまだ思われてない?

市教委:これまで学校の聞き取り調査等を整理させて頂いて、そして、今のところ、学校、いじめの、いじめがあったという事実については把握できていない。原因についても特定することができていない、ということをお話させて頂いております。

 こうした対応が、遺族を苦しめました。
 遺族男性:自殺の原因はいじめであると認めて欲しいというのが。「おじちゃん頑張るからね」と。ごめんよ、気がついてあげられなくてごめんよと。わずか12歳でね。

 しかし、昨日突然、事態は一転。

滝川市 多村弘市長:子供さんの苦しみ、そして、お母さん、ご家族のご心情を、そういうものをないがしろにする事実もありましたことを、心からお詫び申し上げます。(土下座して)申し訳ありません。すいませんでした。(遺影に手を合わせて)申し訳ありませんでした。

遺族男性:皆さんが来られて、ね、ご焼香させて頂いたことは、え、(母親に)伝えておきます。

滝川市側:(土下座して)どうぞよろしくお伝えください。

遺族男性:はい。

滝川市側:(土下座して)よろしくお伝えください。

 市長をはじめ教育委員長や小学校の校長など遺族を訪ね、いじめを認めて謝罪したのです。いじめを否定した月曜日の会見から、わずか三日での豹変。これに対して遺族は。
遺族男性:抗議の電話、抗議のメール、この力が教育委員会を、滝川市を動かしたと思っております。本当に感謝にたえません。ありがとうございました。

 とまどいながらも、肩の荷が下りた様に窺えました。しかし、この直後の記者会見では。
(きのう午後7時ごろ)

阿部レポーター:ここ3日間でいじめと判断したと、その辺の経緯を詳しくお願いします。

滝川市教育委員会 安西輝恭教育長:遺書については非常に、あの、重大に受け止めております。深刻ないじめがあったかもしれない、そういう考えのもとに、あまりにも慎重を期すあまり、この亡くなった子どもさんの立場で考えるという配慮が欠けていた。このように反省致しました。

阿部レポーター:事実確認に慎重になったのではなくて、事実を、この、隠蔽しようとしたんじゃないですか?なるべく、この(事件が)、起きた時にいじめという事実を明らかにしたくなかったのではないですか?「慎重にした」という言葉が非常に引っ掛かるんですが。

安西教育長:そのようなことは決してありません。初めからいじめがなかったとは一度も申し上げておりません。隠蔽しようなどということは考えてません。いずれですね、白日の下に出ることは予想されますので。

阿部レポーター:この、月曜からの今日の変化って何ですか?そのように考えていれば、月曜日のような会見には絶対にならないと思うんです。これ、ガラっとこれ(意見を)、180度回転するとですね、これ、聞いてる日本全国の国民が、全く信用できないですよね、そういうことで。

安西教育長:この間はですね、最終判断でなくて、事実を確認した結果からということで申し上げまして、近々、最終判断をさせて頂きますと、このように申し上げました。新しい事実が出てこない等々ですね、総合的に判断致しまして、遺書を最も重視して判断させて頂きました。

 なんとも歯切れの悪い教育委員会。そして、自殺の原因はいじめと認めた教育委員会の見解を、小学校の校長がいきなり覆したのです。
河江邦利校長:私はですね、今回の自殺が、の原因が、全ていじめであるという判断をしておりません。よって、保護者会でですね、はっきり断定されないものを、いじめという形では説明しておりません。様々な要因があって、今回のこういうこと(テロップでは「今回の事件」)が起きたのではないかと校長として思っております。決して、うちの子どもたちが、いじめをしたことが、そういう面も、校長としては非常に難しい問題なんですけれども、それだけで済まされるという部分ではないという認識で、保護者会に臨んでおります。

阿部レポーター:自殺の原因は、あの、いじめの他にも要因はあるという風に、まあ、言われてましたね。あの、遺書を、僕、何回も読んだんです。遺書を何回も読んでも「私はいじめが原因で自殺しました」と書いてあるんです、僕の認識では。ということは、あの遺書の内容を校長先生は、その、何というんですか、ま、100%受け止めないっていうことでよろしいですか?

河江校長:あの、あの、受け止めております。

阿部レポーター:他にも要因って、どういうことなんですか。これ、ご遺族の方が、もしお聞きになったら、大変な気持ちがすると思うんです。物凄く、こう、心外に思うと思うんです(テロップでは「心外に思われるのでは?」)。何の要因ですか?先程の質問にもありましたが、何の要因を考えていらっしゃるんですか?

河江校長:やり方がまずかったかもしれないですけれども(テロップでは「言い方が悪かったかもしれませんけど」)、いじめだけではなくて、他の要因があるという風に思っている。それは、あの、自分の思いかもしれない。あの、子供達に、目を行き過ぎたという部分で、やっぱりあったかもしれません。

阿部レポーター:これはあの、亡くなられた女児に対して、すごく、こう、あの、失礼な表現だと思うんですが。

安西教育長:あの、私の方から再度申し上げますけれども、一般論でね、言う場合と、今回の事例とは違いますよね。一般論ではね、色んな要因、一つばかりでなく、二つ三つ…。

阿部レポーター:いや、さっき一般論じゃないですが。今回の件に関してしか伺ってません。

安西教育長:今回の件については、いじめであると、そのように判断致しました。

阿部レポーター:もう一度確認しますが、今回の女児の自殺はいじめが原因で、あの、自ら命を絶ったんですか?

河江校長:(か細い声で)はい。

阿部レポーター:では、あの、さっきのは一般論で言われたということで?

河江校長:(俯いて沈黙)

【VTR終了】


加藤:うーん、これはだけど、教育委員長と校長の意見がちょっと食い違ってる感じしますよね。そして、何か、校長先生の表情を見てると、何か言いたいんだけど。

テリー:別の要因がある、とね。

加藤:要因があるっていう言い方をしてるんだけど、言いたいんだけど、そこまではね、言ってないという形になってるんですけど。

阿部アナ:はい、改めて双方の意見を御覧頂きたいんですが。

フリップ:食い違い

安西輝恭 教育長:遺書から、「いじめ」であると判断。

河江邦利 校長:すべて「いじめ」という判断はしてない。さまざまな要因がある。いじめだけで済まされる問題ではないという認識で保護者会に臨んでいる。

阿部アナ:先ずは教育長は『遺書から、「いじめ」であると判断』していると言いました。

加藤:これは、はっきり言ってましたね。

阿部アナ:はい。一方で校長は『すべて「いじめ」という判断はしていない、さまざまな要因がある』と多少食い違っている所がありますね。

加藤:うーん、これ、いじめだけで、(フリップを指して)この下の『いじめだけで済まされる問題ではないという認識で保護者会に挑んでいる』って、これちょっと意味が解らないんですけれども。これ、どういうことですかね。

八代:結局、ここで明らかになってるのは、まあ、教育委員会ってのが機能してないってことなんですよね。だから、保護者会で一年間もね、事実を、まあ、説明して、状況が分からなかった訳じゃないですか。で、まあ、校長が思いで秘めていることは、おそらく「いじめ」で自殺に至ったことは認識しているんだと思います。ただ、残されたクラスの生徒、まあ、16人、小さいクラスですよね。その生徒のことも考えて、まあ、そういう他の要因もあったんじゃないかという言い方をしてるのかもしれないんですけれども、それにしても歯切れが悪過ぎるし、それに、やはり一番遺族の思いを、そこで伝えてあげるべきだと思います。(※番組内でのプロフィール:八代英輝…元裁判官、国際弁護士、スキー指導員、大阪家裁では少年事件の審判担当)


加藤:阿部さん(阿部祐二レポーター)が相当追及してたんでね、今日スタジオに居れば良かったんですけどね。
テリー伊藤:今日ちょっと取材してるんで、北海道の方から戻ってこれないということで。

阿部アナ:はい、夜中まで取材が続いたということです。阿部リポーターと電話が繋がっています。安部さん?

阿部レポーター:はい、おはようございます。

阿部アナ:おはようございます。

加藤:阿部さん、先ず、どういう印象受けましたか。記者会見の現場にいて。

阿部レポーター:そうですね、やはり、あの、僕、二日にも取材してますけどね、この三日にですね、何があったのかということですよね。まあ、この三日で全くですね、この180度回転してしまった訳ですから。で、この理由考えるに、僕、質問もしましたけれども、マスコミで報道した、そして、全国から電話・メール、これ、電話850、メールは1000とも言われていますけれども、抗議の電話があった、抗議のメールがあった。これで翻したという風に考える。これが正しいのではないかと思うんですね。それから、あの、文科省はですね、教育委員会の対応を批判しましたね。これは、あの、三日のことですけれども『握り潰すことがあったはならない』ということ言いました。ま、それですぐに認めて、これ、あの、翻してしまって、ここで、あの、教育委員会の対応が、体質が分かるような気がしましたね。ま、あの、ですから、土下座の謝罪。確かに、あの、御親族の方々、重く受け止めると言ってましたが、何かこの、後の会見を聞いてますと、付け焼刃な対応であるという印象を拭えないんですね。

加藤:そうですよね。実際に、あの、一年間ほっぽっといて、三日で変わるということですから、一年間、何もしてなかったのという話になっちゃいますよね。

阿部レポーター:まあ、あの、10月の段階、去年の10月の段階で、既に遺書の内容は、はっきりと分かってるはずなんですよ。ですけど、それをですね、「いじめ」と認めたくはなかったんでしょうね。これは、あの、会見で、何かそのニュアンス感じました。で、それが…。

さかもと:あの、ごめんなさい、お子さんが、あの、自殺をしてしまうまでの間に、学校の先生に相談をしたりとか指導をしたり、クラスで話し合ったりっていう実績は一切なかったんですか?(番組内でのプロフィール/さかもと未明:漫画家、作家、モデルにエッセイスト、恋愛から国防、政治なんでも分析)

阿部レポーター:これは、あの、後の調査で分かったんですけれども、あの、自殺をする、まあ、直前ですよね。あの、自殺をしたのが9月の9日なんです、去年の。で、あの、8月の31日から9月の1日にかけて、修学旅行があったんですが、その部屋割りで、この女の子がどこ(のグループ)にも入れないという事実があったんですね。で、これを担任も知ってます。で、クラスメートも知ってます。ですから、トラブルが無かったとは言えない。トラブルがあったということを皆さん知ってますね。

八代:阿部さん、すいません、八代です。あの…。

阿部レポーター:おはようございます。

八代:おはようございます。校長の会見で、他の要因があるっていう言い方、非常に、あの、遺族にも引っ掛かる言い方だったと思うんですけれども、結局、その、校長は他の要因ってものについて言及したんでしょうか。で、もし言及してないとしたらですね、何でそんな公の場で、注目されるような所で、他の要因なんて思いも至らないことを言うんでしょうかね。

阿部レポーター:僕ね、あの言葉、聞いた時に、まあ、背筋が凍りつきましたね。これは遺族には絶対に聞かせられない一言でした。で、まあ、あの、他の要因は何ですかと、まあ、僕、追及しましたけれども、脇に教育長が座ってまして、で、すぐこれは訂正しましてね、やはり、あの、いじめです、と。これ、翻しましたね、これもまたも。で、これ、思いますにですね、これ、必死の悪あがきではないか、と。ただ、この、プライドをもってですね、今まで、この、「いじめ」に関する事実は確認できないと言い続けてきた訳ですから、それを三日で翻したことに対する抵抗ではないかと、ただそれだけのような気がしましたね。

テリー:何を言いたかったんですか、あの先は、校長先生は。

阿部レポーター:その先、まあ色々、いじめは一つの確かに要因である、と。しかし、他の諸々、彼女の背景がある、というようなことを言いたかったんでしょうね。

さかもと:あの、ちょっと言っていいですか。あの、私、実を言うと、ちっちゃい頃、いじめられてて、あの、同じ事があったんですよ。で、小学校の席替えとかね、グループ分けの時、いつも入れてもらえなかた。まあ、そんな中で、父親が学校に行って色々喋ってくれたりなんかして、あの、段々良くなっていったんですけど、あの、最近のね、こういう、あの、状況って凄くて、私、あの、そういうことがあったってことを原稿に描いてると、あの、そういう風な、あの、お子さんが学校行けなくなっちゃったってお母さんとかから連絡が来て、学校の先生に電話したりとか、お子さんと文通したりとかして、ちょっとでも良くなるようにってやったことがあるんですけど、学校って本当にやってくれないのが現状です。で、親が怒鳴り込むとか、あの、或いは、親が自分で、あの、心のケアの病院に連れてって、フリースクールに連れてったり、あの、私みたいにちょっと知識がある人間が本とか、周りの大人がきちんとやらないと、本当に学校ってやってくれない。対処能力が無いので、あの、凄く、今回それがはっきりしたんじゃないかと思うんですよね。だから、あの、本当に日本全国の、そういう悩みを抱えるお母さん方は、もう転校さしても休ませても構わないから、命を守るために自分達でネットワークを作ってやってくれないと、もう学校は一切やってくれないと、今、思った方がいいんじゃないかと。

テリー:阿部さん。

阿部レポーター:あの、その通りだと思いますね、はい。

テリー:阿部さん。

阿部レポーター:はい、どうぞ。

テリー:教育委員会が謝罪しましたよね。

阿部レポーター:はい。

テリー:その後、今回のことに対してですね、今後どういう風な、え、方針で向かうと言ってました?

阿部レポーター:あの、教育委員会ですか。

テリー:はい。

阿部レポーター:さらに事実関係を精査してですね、あの、追究していくということを言っていました。さらにですね、僕、一つ質問したんですが、今、テリーさん言われたこと分かるんですが、あの、結局、これ、「いじめ」だと認定しましたよね。「いじめ」だと認定すればですね、当時の同級生はどうなるのかということが凄く気になったんですよ。

加藤:今は中学校一年生ですよね。

阿部レポーター:中学校一年生で生活してます。自分達のいじめが原因で女の子は亡くなったと、昨日言ったことになりますよね。ですから、その辺の対応はどうなるのかという風に教育委員会に、昨日、会見で聞きました。まあ、その辺のケア、その辺のケアは充分に考えているという風に言っていましたけれど、やはり、あの、その辺が一番問題だと思うんですよね。

加藤:そうですね。考えてみているが具体案は出ていないということですね。

阿部レポーター:具体案は出ていないですね。ただ、あの、小中学校の校長先生、連携してですね、その生徒達の心のケアも含め、対応していくということですね。

さかもと:ただ、あたしね、ケアって言うけども、現実に同級生が亡くなっちゃって、自分達も守ってあげられなかったと、皆、思ってると思う。で、それを画して、彼らも被害者だって言い方ではなくて、もう二度と絶対、自分達の周りで起きないように、で、将来、彼らがおっきくなった時、彼女みたいな子供が絶対に、あの、もう自分達の周りで起きないように、そういう子育てをする大人になって欲しくて、反省も込めて思い起こしてくれればいいんじゃないかと思うんで、あの、そういうことこそ話し合って欲しいと思います。子供達をただ守るとかいうんじゃなくて、本当に何をしてあげたら、彼らにとって一番良くて、今後変わっていくのか。そういうことを逃げないでやらないと駄目なんじゃないかと思いますけれども。

加藤:いや、ま、確かに、未明さんの言う通りです。阿部さん?

阿部レポーター:はい。

加藤:ありがとうございました。

阿部レポーター:はい。


加藤:テリーさん、どうですか。今の阿部さんの話も含めて。

テリー:僕ね、あの、この一年間、結論を出せなかったでしょ、教育委員会が。二つ理由があると思うんですよ。一つ、一つは自分達の保身。で、一つはね、やっぱり、その残された16人に対するですね、その、卒業しちゃって、それ追及していくことはやっぱりね、16人に対しての、やっぱりね、この、責任問題になってくるということで、対して、彼らは、教育委員会はですね、優先順位を残った16人にしたんですよ。でも、実際にはですね、優先順位としてはですね、死んだ女の子の思惑、いや、思い、この思いを自分達はしっかり受け止めなくちゃいけなかったってことだと思うんだよね。で、僕はね、この問題って、あそこにいる17人だけの問題じゃないんですよ。これ、責任はしっかりね、言及していって欲しいの。それは何かって言うと、あの、先程ね、教育委員会の人が土下座したでしょ。あれはどうして土下座したかっていうと、ここで俺達が責任を取ろうと思って、昨日、たぶん土下座したんですよ。でもね、あそこの問題だけじゃなくて、この問題ってのは、日本中で起きてます。で、16人だけの問題じゃなくて、実際は大人達じゃなくて、今現在もいじめをしてる子供はいる訳。で、その子達は今、自身、自分達がいじめをしているとは気付いてないですよ。で、たぶんね、これ、少女は、家庭環境もある。で、例えば、いじめた方の家族が「おい、あの家な、こんな家庭環境なんだってな」って面白可笑しく夕御飯の時に食ってながら言う訳ですよ。それが次の日、(学校に)行って「お前のとこ、そうなんだ」って言うこととか、子供達って残酷だもん。で、俺達の時って一杯ありましたよ。変な話、あのね、うちの築地なんかでも、貧しい奴がいたりね、とかとんでもないのがいたりして「お前のとこな」っつって。

さかもと:でも、大したこと考えてないんですよね。あたしも…うん。

テリー:で、その時に、思ったのは、このことをちゃんとしたね、ビデオで撮って欲しいの。で、そのビデオで撮ってですね、それを全国の学校で「こんなことがあったんだよ」ということで、皆に、子供達に見せなくちゃ駄目、映像で。

さかもと:そう。そういう時に、あの、やっぱりね、私も周りの女の子達が、私がいじめられてる時、やっぱりそこで庇っちゃうと「私が今度いじめられちゃう」と後で言ってくれてね、その子達とは仲良くなって、大人になってから私をいじめた男の子達にも「気になってただけだよ」とか言われるんだけど、本当にその時、死にたくなっちゃうんですよ。だから、親御さんとか子はそういう時、どうしたらいいか。で、絶対に死ぬことはないんだっていうことを話し合って欲しい。

加藤:いや、まあ、そうなんですが、テリーさんの言ってる意味も、未明さんの言ってることも凄くよく分かるんですけれどね、あのね、教育委員長と校長側の後の対応を見てると、ああいう対応をする人間だから、そういう事件が起きてしまったんじゃないかって、僕は思ってしまうんです。じゃあ、その前のケアが無かったんじゃないの、と。

さかもと:いや、してないでしょ。だって、あれ見て、一年間認めてないなんて、もう、してないですよ。

加藤:いや、だったら、やっぱり、そこが一番問題なんじゃないかと。

かとう:でもね、やっぱり、どこでもあるんですよ。ここだからあった訳じゃなくて、本当にどこでもあって、どこにでもあるの。ただ、これって今日やってることは、体裁ですよね。あの、表面上の取り繕った。

さかもと:真心がない。

かとう:そうそう、だから、私と関係ないと思ってるんですよ。こんなもんは全然下らないと思うんです。ただ、現実、起こっているいじめに対して、どういう風にしていったらいいのかということの方が、もっと…。

テリー:それに対して出来るのは、下らないんじゃなくて、僕は教育委員会がこれ。

かとう:謝ったってのが?

テリー:そうでしょ。やっぱり、教育委員会は全国に教えるべきなんですよ。

かとう:そう思う。

加藤:凄く難しいですよね。いじめっ子の論理といじめられっ子の論理になってきますよね、そうなってくると。まあ、いじめられる方が、いじめる方が、まあ、それは100%悪いに決まってるんだけど。考え方、僕らみたいな、僕はバラエティー番組やってますけれども、バラエティー番組の中で、叩くと、何かつっこんで叩くと、それはいじめに繋がるんじゃないかって考え方もありますよね。逆に、そこを、何か笑いにするということが、いじめに繋がらないという考え方もありますよね。そこって凄く難しいと思うんですよ。

テリー:それってさ、でも、逞しい人だったらそれでいいと思うんだよね。それで、今、叩くというのだったら凄く直接的だけども、無視されるってのは一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月、四ヶ月、じわじわ、じわじわ、じわじわ来るでしょ。そうすると、それに対して…。

加藤:精神的な方が。

テリー:うん、笑って誤魔化すっていうような。でね、いじめられる子って、どこかちょっと変なとこも実はある部分もある。それは何かっていうと、例えばね、皆と、例えば、一人だけ夏なのにセーターを着てくると。あるんですよ。それは例えばの話、寒がりで着てることだってあるんですよ。で、大人になったら、別にそんなことは何ともないんだけども、「お前、何で長袖着てるんだよ?」とか言われると、それだけでね、しゅんとなっていく。本当、そういうのってもうね、繊細なことなんだよね。

加藤:逆にいい意味で突出してるって部分もあるっていうことで。

テリー:そうなんですよ。それはだって大人になると、「あ、お前、何か感性違ってて、それ凄く何か芸術的でいいな!」

加藤:面白いなって。

テリー:大人だったら、そういうのがひいてくれるんだけどね。

加藤:これはもう…八代さん、どうぞ。

八代:ごめんなさい。あの、結構、現場っていじめって絶対あるものじゃないですか。で、その現場の校長や教師の方々も、やはり監督責任というものを問われることがある。で、それを判断するのが教育委員会じゃないですか。でも、教育委員会が隠蔽体質があって「教育委員会、大したことやったな」と思ったようなことって、今まで無いじゃないですか。結局ね、隠して、あの、グルになって、隠してる側に回ってるばっかりで。思うんですけどね、教育委員会が調べるというのじゃ、やっぱり駄目で、第三者を入れて、そこで例えば、子供のケア出来るような人を入れて、もう捜査していかないと駄目なんじゃないかと思うんですよ。

テリー:でも、それ言ってたらさ、教育委員会も何もない。教育委員会がそのフットワークを、やっぱり自分達で勉強してなかったから。

八代:ただね。

テリー:だってね、、第三者が入ってくるってことになったら、さらにガードするよ。

八代:でも、教育委員会って結局は公務員じゃないですか、殆どが。一部は教師がなってるけれど、体制側ですよ。

さかもと:あ、だから、私ね、民間の人を入れるのはいいと思う。

テリー:一部が悪いんで全部じゃない。

さかもと:いえ、駄目なんですよ。駄目だから、もう全然駄目だもん。だから、民間の人を入れて、一杯、そういうのきっちりやって…。

八代:いや、テリーさんは、その、教育委員会の自浄作用みたいなものを期待していくってことですか。

テリー:そうしないと。
さかもと未明:いや、私、無理だと思う。だって、もう人材が駄目だもん。

かとう:山谷えり子さんに頑張ってもらいましょう。

さかもと:ええ、頑張って頂きたい。ええ、安倍先生にも頑張って欲しい。

加藤:うーん、今、話しているところが問題な訳かもしれないですね。だけど。

さかもと:だって、この問題、(市教委の対応に)愛が無い。

加藤:現場にいる先生に頑張って欲しい。

さかもと:うん、教育委員会に逆らってでも、愛で、子供達を守って欲しい。
posted by sok at 06:30| Comment(2) | TrackBack(0) | テキスト起こし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
過去に娘がいじめにあった経験のある親です。
娘は登校拒否になり、自傷行為を何度も繰り返しました。
とにかく命が一番大事なので無理に学校へは行かせませんでしたが、人生で大事な中学三年生という一年間、殆ど学校に行かなかったため、その後の人生にも娘はかなり苦労しています。
私は、何故、娘はこのようになるのか、学校ではどのようなことをしているのか・どんな対策をうってくれるのか等何度も学校と話し合いをしました。
しかし、はっきり言って学校はのらりくらりと何もしないも同然です。
教育委員会とも話をしました。
教育委員会は本来、学校を指導監督しなければいけないわけですが、学校と同じ態度で、かばいあうだけで、結局何も機能しませんでした。
時間が過ぎて、早く卒業すれば良いというのが学校でも教育委員会でも見え見えでした。
学校・教育委員会は当てにならないので、娘を心療内科に通わせたりフリースクールをさがしたり、本当に家族みんなが重苦しく暗く苦しい一年(以上)でした。
勿論、今も後遺症があります。
はっきり言って、いじめた生徒・見過ごした学校は、犯罪を犯したと同じです。
娘は心身ともに傷つき・命を落す一歩手前まで行ったのですから。
弁護士にも相談しましたが、訴えれば損害賠償の対象になるとのことでした。
しかし、残念ながら、法廷で娘が辛いことを証言したり、娘が弁護側の厳しい追求にさらされるというこで、実際には訴えることは躊躇せざるを得ないのが実態です。
いじめは犯罪なのだという事を、いじめる生徒(親も含む)・学校・教育委員会も強く認識すべきであり、世間一般にも、犯罪なのだということを広めるべきだと、強く思います。
Posted by NAOMI at 2006年10月12日 15:19
 NAOMIさん、コメントありがとうございます。

 いじめには、尊厳を貶める作用があります。いじめる者によって、自身の存在を否定的に捉える価値観に、知らず知らずに染められる。その自己否定の価値観からは中々抜け出せないことでしょう。一時的な対処としては、いじめている者を恨んだり、心を閉ざしたりするという手もありますが、自己否定を避けるために別の問題を生み、後々まで抱えることになりかねません。それよりも“緊急避難としての不登校”や“学校だけが社会ではない”といったメッセージを伝えることで思いつめることを抑止する方が、先々有効ではないかと思います。

 勿論、不登校にはデメリットがありますが、例えば学歴に関しては通信制や大検を活用することで克服可能であり、むしろ、静謐な環境の中で勉強できるともいえます。親に出来ることとしては、“学校での人間関係が全て”というような視野狭窄に我が子が陥らないように、日頃からそうしたメッセージを伝えること。また、現にいじめの事実を知った時には、学校側に改善を要求する一方で、静謐な環境を用意したり、打ち込むべき何か(勉学でも趣味でも)を共に探したり、学校以外の社会に触れさせたりすること。自己否定の価値観から抜け出す契機を共に見つけることだと思います。

 いじめる側は、反復継続して行われる諸々の行為(集団による無視も含む)が与える影響について、想像力が働かないのでしょう。その場限りのことで、今日のいじめと明日のいじめは彼らの中では繋がらないものと認識しているかもしれません。いじめる者にとって、いじめられる者がそれを受容している状況が教室の当たり前の風景として認識されているから、いじめの態様が急激に悪質にならない限り、少しずつ悪質になっていったとしても、その変化に気付かず、罪悪感が鈍化していく。傍観者も同様。他者の痛みといじめがもたらす影響への想像力の欠如が問題です。

 当たり前の風景で、特に罪悪感もない者にその問題点を指摘するのは難しく、また、いじめは参加の仕方にも濃淡があるので、消極的な参加者や傍観者に積極的にいじめていた者と同等の指導をすれば、逆に反発を招くことも考えられます。しかし、いじめられている者にとっては、傍観者の存在もまた助けのない、逃げ場の無い状況であると認識する役割を果たしています。その点をどう指導して実際的にいじめを解消するのかということについて、学校・教育委員会側に有効な手立てがあるのかというと、現実には個々の担任教諭の良識に頼っている状況ではないかと思います。

 学校でのいじめが問題となる時は大抵不幸な出来事が起こった後ですが、その際、我が子の変化に気付けなかった親の責任が取り沙汰されます。確かに、これには一理あります。しかし、義務教育時代は思春期と重なり、親子関係は難しい時期でしょうし、外傷や自傷行為その他の外見から判断できるようないじめの痕跡がないと見抜くのは困難だと思います。特に、片親や共働きの家庭など、子供と接する時間が量的に少ない場合には。それでいて、多くの親は「何故、もっと早く我が子の変化、メッセージに気付いてあげられなかったのか」という思いを、他者から言われるまでもなく当然に抱き、背負っていく。一理あるはずの親の責任論には、どこかでいじめられた子と親への想像力が不足しているのではないかと思うことがあります。

 そうした世間の認識に、いじめの与える諸々の影響を想像させるような施策が必要であり、それは「いじめ、よくない」とか「いじめ、かっこ悪い」とか、そういった抽象的な道徳標語では足らず、具体的な事例で伝えていくべきだと思います。
Posted by sok at 2006年10月13日 20:42
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